大阪日華親善協会11月例会開催
大阪日華親善協会11月例会
日時:2018年11月13日(火)12:00~14:00
会場:ウェスティンホテル大阪 4階「沙羅の間」
講演:「―時代裂―について」
講師:鈴木時代裂研究所 代表 鈴木 一弘氏
出席者:約45名
大阪日華親善協会では11月例会を開催致しました。今回は時代裂研究所の代表鈴木一弘氏をお招きし「名物裂(めいぶつきれ)」についてお話戴きました。鈴木時代裂研究所では400年程前の名物裂と古渡更紗等の染織品を親子三代にわたって収集、研究、復原されています。「名物裂」とは中国・インド・中近東の染織品で、日本では松平不昧公が確立したとされ、「古代名物類聚」には唯一色刷りの版画で記されております。主に茶入れや茶碗の袋、茶壺の覆い、掛け軸に使用され、名物裂は金襴・緞子・間道・雑載の4種類で成り立っています。会場には大変貴重な「竹屋町掛軸」をご持参戴きました。こちらは一枚の裂からなる透き通った大変珍しいものを再現されたもので実物の素晴らしい作品を目の当たりにし、出席者の皆様も息をのむ美しさに見入っておられました。